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ひとり暮らしで飼える犬

チワワ
世界最小犬種として知られているチワワは、小さな体と大きな目、愛くるしい仕草にみんなが愛着を感じますね。
チワワの祖先は、9世紀頃のメキシコ周辺に住んでいた部族が聖なる犬として大切にしていたテチチという犬だと考えられています。19世紀中頃になってから、アメリカで小型に改良され、一気に人気者となりました。
名前は故郷であるメキシコのチワワ州からとったものと言われています。
チワワには、ロングコートとスムースの2タイプの毛質があります。ロングの成犬は耳に飾り毛があり、美しい姿になります。スムースは体にぴったりとした、光沢の毛が密生しています。
小さな体なので、性格もか弱いというと、そうではありません。実際には強気な性格で、けんかっ早い面があります。普段は甘えん坊で無邪気なのですが、怖がりという面も同居しています。犬というよりも、猫のような性格といった方が良いかもしれません。
自立心が強く、昼間ひとりぼっちにしてもあまりストレスを感じないタイプで手間がかかりませんが、吠えることと咬む点では数値が高く、子供がかまい過ぎると反撃して咬みつくこともあります。
きゃしゃな体に似合わず、大胆で気が強い一面を持っているので注意が必要です。
シー・ズー
丸い顔にもじゃもじゃの毛、その奥にキラリと光るつぶらな瞳がなんとも可愛らしく、まるで何かを訴えかけているかのような表情を見せる犬です。
そんな愛くるしいシーズーは、本来、由緒正しき出身の犬種です。祖先は、中国の王宮で、数百年に渡って飼育されていたペキニーズと、チベットの魔除け犬と言われている、ラサ・アプソとの交配によって誕生し、品種として固定された後も、大切に育てられていました。
ものすごく賢いわけではありませんが、飼い主が話しかけると、首をかしげながらも飼い主の言葉を理解しようとしているようで、けなげな性格をしています。
また、人懐っこく、陽気で活発な性格で、私達をさまざまな表情変化で楽しませてくれます。
小型犬としてはしつけがしやすく、無駄吠えやイタズラは少ないほうです。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
真っ白な毛色に愛嬌のあるつぶらな瞳で、ちょこちょこと活発に動き回る姿は愛らしくて「ウェスティー」の愛称で呼ばれるほどの人気者ですが、実はかなりの頑固者です。しかも負けん気が強く、大型犬がやってくると「ぎゃんぎゃん」と吠えたてることが多く見られます。とてもマイペースな性格で、ちょっとでも自分の思い通りにならないと、攻撃的になる場合もあります。
そんなウェスティーのルーツはちょっと哀れな境遇からはじまりました。スコットランドのウエスト・ハイランド地方で、ネズミやカワウソなどの猟犬として活躍していました。かつて故郷のスコットランドでは、ケアーン・テリアと同種とされており、19世紀までケアーン・テリアからときどき生まれる白いテリアで虚弱で臆病と言われ、淘汰されてきました。しかし、マーカム大佐という人物が白いケアーン・テリアを保護し、改良を重ねた結果、ようやく1904年に現在のウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの名で公認されました。
見た目から愛玩犬のようですが、もとは獣猟犬ですから、活発で自立心が強く人に媚びたりしませんので、お留守番もしっかりできます。
負けん気が強く。興奮しやすい性格です。しつけが難しく、不審な物音や動きにはすぐに反応するので、人の出入りが多い家では、飼いにくい面もあります。
イングリッシュ・コッカー・スパニエル
アメリカン・コッカー・スパニエルの祖先として、日本でも人気が高まっているイングリッシュ・コッカー・スパニエルは、「E・コッカー」の愛称で親しまれています。
石器時代からイギリスにいた地犬にスペイン原産のスパニエル(鳥猟犬)を交配して完成したと言われています。
とても賢く、陽気で聞き分けが良く、忍耐力があり、日本の家庭事情にピッタリのサイズの犬種です。
しかし、あまりにも賢いので、飼い主が力不足だとすぐに見抜いてしまいます。
そうなるとリーダーシップをとりたがり、飼い主や家族に対して攻撃的になってしまいます。決して甘やかさず、愛情をもった厳しい態度でトレーニングに励みましょう。
活発に動き回り、遊びや運動が大好きなので、毎日朝夕の散歩に連れて行ってあげたいものです。また、散歩中に自由運動をさせられる安全な場所があれば、自由運動をさせてあげるとストレス発散になり喜びます。