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子犬の健康管理

いつまでも若々しく、元気でいてほしいものですよね。
そんな飼い主の願いを実現するには、栄養のバランスを考えた食事と適度な運動、さらにまめなお手入れ等で、飼い主が日常の健康管理をしっかりしてあげることです。

犬に最適な食事

間違った思い込みが多くありますが、食事管理を正しく行うことは、難しいことではありません。毎日決まった時間に同じものを一定量与えればいいのですから、簡単なはずです。それが守れないのは、飼い主のほうに間違った思い込みがあるからです。
間違った思い込みとは、同じものばかりあげるのは可哀想だと思って、人間の食べているものを与えたり、子犬の成長を考えるあまり、野菜やカルシウム分をたくさんあげてしまう事です。
人間の食事には塩分などが多く含まれているため、それを長期間犬に食べさせると、心臓や腎臓に大きな負担をかけることとなります。

ドッグフードは犬の生理学や栄養学を研究して作られた、総合栄養食です。これだけを与えていれば、一般的には問題ありません。
むしろ、野菜やカルシウム分を大量に与えることで、栄養のバランスが崩れて健康を害したり、ドッグフードを食べようとしなくなるといった問題が出てきます。さらに下痢やアレルギー症状がみられる場合、いろいろなものを食べさせていると、何が原因でアレルギーが出たのか分かりにくいという事もあります。

絶対に与えてはいけない食べ物

人間の食べ物を与えてはいけないとは言っても、飼い主があげないようにしていても、家族の誰かが与えてしまう事も考えられますよね。中には犬には絶対に与えてはいけない食べ物がありますので、家族全員に徹底しておきましょう。

鳥の骨、魚の固い骨
飲み込んで消化器官を傷つけます。特に鳥の骨は縦に裂けるので、のどや内臓に刺さる恐れがあるので危険です。超小型犬や小型犬などは、特に気を付けた方がよいです。
ネギ類
赤血球を破壊する成分が含まれており、貧血でぐったりして呼吸が荒くなります。又、嘔吐・下痢・血色素尿(赤い尿)・黄疸・肝臓肥大などをおこします。
カフェインが含まれるもの
チョコレート、コーヒーなどカフェインが含まれているものを大量摂取すると、カフェインの成分のテオグロシン、カカオに含まれるテオブロミンで下痢・嘔吐・体温不調・多尿・尿失禁・ケイレン・テンカン発作の原因になります。特にチョコレートは、中枢神経を刺激して、大量に食べて致死量に達していると中毒を起こし急性心不全などを引き起こすなど死亡例もあり要注意です。
エビ、タコ、イカ
消化不良を起こす恐れがあります。特に生の内臓はビタミンB1分解酵素が多く含まれている為急激なビタミンB1欠乏症になる恐れがあります。
生魚
魚の種類によっては、ビタミンやミネラルの含有量が大きく異なっているので、一種類だけを与え続けるのは栄養のバランスを崩す恐れがあります。また、魚によってはチアミン分解酵素を含んでいるので、加熱調理をするのが無難なようです。