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成長期に多いトラブル

犬は、生後1年で人間の18歳近くに成長します。この一年間は成長期なので、健康面も不安定です。ちょっとでも心配な仕草をしたら、すぐに動物病院へ出かけて診察してもらいましょう。

子犬の病気や怪我

  • 子犬の寄生虫に感染している事があります。母親の胎内にいるときから感染していたり、他の犬の便を口にして寄生虫の卵をとり込んだりします。いちがいに寄生虫とは言えませんが、血便や、下痢が続くようでしたら寄生虫の疑いがありますので、早めに動物病院に行きましょう。
  • 散歩中の拾い食いや遊び中に、プラスチックや焼き鳥の櫛、鳥の骨などの異物を飲み込んだり、やけど、水に溺れるなど、子供のころは何をするか分からないことがあります。たえず目を配っておくことが必要です。

食欲不振

  • 来たばっかりの頃は元気で食欲旺盛だったのが、2~3日経過後、食欲をなくしてぐったりしてしまったりすることがありますが、これは、きたばっかりの子をかまい過ぎる事が原因です。
    最初の一週間は新しい環境に慣れさせる事を優先させ、お風呂に入れたり、かまい過ぎるのを控えましょう。
    最初のうちは食べて寝てちょっと遊んでの繰り返しです。遊ぶのはちょっとにして、のんびりくつろがせてあげてください。
    元気が良いからと遊ばせ過ぎると血糖値が下がり、低血糖で食欲がなくなりぐったりしてしまいます。
    静かにしていても子犬の様子が変わらなければ、すぐに動物病院に連れていって、診察してもらいましょう。
    その際は、経緯を必ず話して診察してもらいましょう。

遺伝性の疾患について

  • 犬種によって遺伝的な疾患があり、その病気は1歳前後に発症します。早く発見することで、適切な対応も行えます。一歳になるまでは、2ヶ月に一回くらい、獣医師の診察を受け、骨や関節に異常がないか、細菌や寄生虫に感染していないか、調べてもらいましょう。骨に異常があるのを見逃して成長すると、運動することで更に悪化してしまう事があります。ワンちゃんのためにも健診してもらいましょう。

食事の変化について

  • 子犬は生後3週間で母乳から徐々に離乳食に切り替え、2カ月過ぎたら普通の食事ができるようになります。
    例えば、生後55日頃に新しい家にやってきた子犬は、心身ともにまだ不安定な状態です。食事は今までブリーダーやショップで食べていたものと同じものを最低一週間くらいは与え、様子を見ながらパピー用のフードに切り替えていきましょう。ごはんの切り替えについて買ったお店に確認するのもいいでしょう。